東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修了。 22歳で第44回毎日音楽コンクールに第3位入賞。 文化庁オペラ研修所に最年少で入所。日本での最高指導者の下で研鑚を積み、2年の研修後、文化庁オペラ研修所を優秀な成績で修了。その年の二期会公演において、ヤナーチェックの「利口な女狐の物語」の“ピストローシュカ”(女狐)でオペラ界にデビュー。続いて、「夕鶴」の“つう”、「フィガロの結婚」の“スザンナ”をレパートリーに加え、文化庁移動芸術公演で日本各地を廻り好評を博す。 1979年秋より文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。特に、イタリアオペラ、ベルカントの作品の研究に励む。 帰国後は、モーツァルトのオペラを多く手がけ、ことにスーブレットの役作りにおいては他の追従を許さないものがある。しかし、最近ではスーブレットだけでなくリリコの役柄までレパートリーを広げつつある。 また、邦人作品初演も手がけ、原嘉寿子作品「脳死を超えて」“早坂森子”「さんせう太夫」“安寿”に出演し、どちらも好評により再演された。最近では新国立劇場での「罪と罰」“ソーニャ”を歌い高い評価を得た。 コンサートではベートーヴェン「第九交響曲」「ミサ・ソレムニス」、モーツァルト「レクイエム」「ハ短調ミサ」「戴冠ミサ」、カール・オルフ「カルミナブラーナ」、マーラー「交響曲第二番」「交響曲第四番」、ヴェルディ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、バッハ「ロ短調ミサ」「マタイ受難曲」、メンデルスゾーン「エリア」「真夏の夜の夢」、ドヴォルザーク「レクイエム」「スタバート マーテル」、ブラームス「レクイエム」等で国内外の指揮者、オーケストラと共演している。 柔らかく、透明感と潤いのある美しい声に恵まれ、低音から高音までむらなく響き、聴く人の心を魅了する。また、的確な表現とその豊な音楽性は高い評価をえている。 畑中良輔、畑中更予に師事。 第17回ジローオペラ賞受賞。 二期会理事、二期会会員、東京芸術大学講師。
|