オペラ

≪みるなの座敷≫

東京室内歌劇場小劇場シリーズ第2回
◆第1部 コンサート 『作曲家 石島正博の世界』
 「歌を書くことは呼吸することと同じ」と言う作曲家の最初期の歌曲「大手拓次の詞による3つの歌曲」と「叙情小曲集」、東日本大震災をきっかけに一般の方々が書いた詩に曲を付けた「大切な人に届けたい詞」、最も近年の歌曲「八木重吉の詞による歌曲集」など、やさしい旋律のものから緻密に書かれたものまで、歌曲の流れを辿っていきます。日本語と歌を大切に思う作曲家の、一貫して歌心溢れる研ぎ澄まされた響きの世界をご堪能ください。

◆第2部 東京室内歌劇場小劇場シリーズ 室内オペラ≪みるなの座敷≫―越後地方の民話にもとづくお話―
 針売りの旅商人幸吉は、「自分に故郷はない」と歌いながら行商していました。秋も深まるころ、越後の山奥で道に迷い、ウグイスの歌をたよりに歩いているうちに、美しい娘の住む大きな屋敷(ウグイス屋敷)にたどり着きました。
 幸吉はそこでもてなしを受け、やがて娘と一緒に暮すようになります。

 春を迎えたある日、娘は向かいの山まで出かけることになりました。
その際、娘は幸吉にある約束をさせます。
 『屋敷にある十三の座敷のうち、十三番目の座敷だけは決してのぞかないこと・・・。』

 留守中退屈になった幸吉は、座敷が十三もあるのなら、順にのぞいて見たくなり、順に襖を開けていきました。
 するとそれぞれの座敷には、越後の四季の風景が現れ、その中で幸吉は、亡くなったはずの幼なじみの娘、おゆきに会うことができたのです。
 十二番目までの座敷で、幼いころからの思い出を見た幸吉は、十三番目の座敷に一体何があるのか、のぞいてみたくてたまりません。

 「二度と帰らぬ、思い出よりは、知らぬ明日を見てみたや」

 幸吉は娘との約束を破り、ついに十三番目の襖を開けてしまいます。すると、すぐに信濃川の濁流が押し寄せ、亡くなったおゆきはウグイスとなって消え去ってしまいます。おゆきも屋敷も、何もかもが流れ去り、幸吉は、一人取り残されてしまいました。

 峠の道で眠りから覚めた幸吉は、今までのことを、夢だったのかと顧みます。幸吉は、芝刈りに向かう人々の声を聞き、おゆきとの懐かしい思い出のある故郷へ帰ろうと決意するのでした。

日程

2016年11月8日(火)18:30開場 19:00開演

会場

渋谷区文化センター大和田6F・伝承ホール(渋谷駅より徒歩5分)

入場料

4,000円(全席自由)

東京室内歌劇場ユニゾン会員 3,500円

U15チケット(15歳以下の方) 2,000円

※お陰様でチケットは完売いたしました。

  当日券はご用意できない場合がございますのであらかじめご了承ください。

 

指揮:石島正博
演出:橋本英志


出演者

おゆき 新藤昌子

幸吉  新津耕平

 

ソプラノ
小池芳子  栗田真希子

メゾソプラノ

内田裕見子 梶沼美和子

テノール

島田道生 曽根雅俊

バリトン

清水一成 塙 翔平

ピアノ
塚田真理

 

ナレーター

藤田恒美

 

【器楽アンサンブル】

ヴァイオリン 河野 彩

チェロ 奥村 景

フルート 鈴木芽玖

クラリネット 鈴木悠紀子

 

監修: 石島正博
企画・制作:塚田真理

 

 

主催・お問い合わせ

一般社団法人東京室内歌劇場
TEL:03-5642-2267
FAX:03-5642-2268
info@chamber-opera.jp